チャイルドシートは大事!

2000年4月から6歳以下のの子どもへのチャイルドシートが義務付けられています。
2019年の警察庁とJAFの調査では、チャイルドシートの装着率は乳児で88%、6歳以下で70.5%と低い装着率です。

https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/childseat.html

チャイルドシートを装着することだけでなく、
適切に装着し、適切に使用することが重要

こちらは日本小児科学会のInjury Alertで報告された事故の状況です。
3人の子どもがいて、助手席に乳児のチャイルドシートを装着しています。事故を起こした時に助手席のエアバックが開いたことで、赤ちゃんは頭蓋骨折と頭蓋内出血を起こしました。

こちらは2020年1月にアメリカ小児科学会雑誌Pediatricsに報告された論文です。
一般的に早産児の中でも、在胎34-36週で生まれたお子さん(late-preterm baby)は、満期産(term baby)と同じぐらい呼吸状態はよい状態で退院します。

しかし退院後に、チャイルドシートを適切に使用しないと、late-preterm babyの中には車の中で呼吸状態が悪くなるお子さんもいることがわかりました。

2-3歳までは、後ろ向き(rear-facing)にチャイルドシートを装着することが推奨されています。そのため、しっかり顔を見れていない状況で、呼吸状態が悪くなっていたら怖いですね!!

日本では、0歳児に対してのチャイルドシート使用率は88%です。
その中で、適切にチャイルドシートを装着している割合は56.7%、そして実際に適切に使用している割合は42.3%しかありません。

警察庁 2020年データ

次回は、適切なチャイルドシートの使用方法を解説していきます。

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